2011/12/19

データベーススペシャリスト試験に合格した -前編-

秋期試験の合格発表がなされてすでに半期すぎてしまったのだが、今更ながら一つ前の試験で合格した話を書き溜めていたので公開することにする。
ずらずら書きためていたら長ったらしくなったので分割する。
前編では2011年に経緯から合格までの話を書くのでつまらない内容になるだろう。
後編では試験対策について書く予定。


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受けた理由

会社の昇格の条件である「ポイントを貯めるため」もあるのだが、どちらかというとただの自己啓発だ。
もともと仕事でMySQLを使っていた影響でRDBMSやSQLに興味があり、DBに関するセミナーに参加したりSQLに関する書籍を読んだりしていたのだが、蓄積した知識すべてを業務で生かせるわけでもなく、ほとんどは無姿・無形で腐っていきそうな気がしていた。
「自分がどれだけRDBが好きか」を証明する方法としてこの「データベーススペシャリスト試験」はちょうどよいと思ったわけ。


データベーススペシャリストとは

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構が行っている「情報処理技術者試験」の一つで「高度試験(レベル4)」に分類され、比較的難易度の高い試験と評されている。
ちなみにレベル1→「ITパスポート」、レベル2→「基本情報技術者試験」、レベル3→「応用情報技術者試験」となっていて、「高度試験(レベル4)」は「データベーススペシャリスト試験」「情報セキュリティスペシャリスト試験」など複数の試験がある。

「情報処理技術者試験」共通の特徴は
・国家資格
・更新不要
・受験料が5100円と安い
・合格ラインは固定の正答率

「データベーススペシャリスト試験」の特徴は
・特定のベンダーに依存した問題は出ない
・年一回(春期)のみの試験
・毎年1万人強が受験、10~20%程度が合格している。
・平均年齢は30歳代前半が多い

とまぁこんな感じ。

試験内容については次回書く予定。


試験がなくなる心配

昨年の事業仕訳の項目の中にこの情報技術者試験もあり、一時は無くなるんじゃないかって余計な心配もしたが、無くなることはなさそうだ。
そして3月の震災である。「いよいよ今年はないか」と思ったし、当然自分も(家も会社も)当時は試験どころじゃなかったが、実施予定の3月から延期されて精神的にも少し落ち着いてきた6月に実施された。


受験会場

自分の場合、調布市の電通大学での受験だった。
大学に行ったことがある人はわかると思うが、あれは観光地ではないので建造物や案内の配置が来客をほとんど意識していない。
試験の案内には大学への道順は大雑把に書いてあるのだが、会場内の地図はついていない。
正門には誘導する係員がいるが、構内に入ると取ってつけた看板が立っているだけで会場の教室にたどり着くのに少し苦労した。
初めての会場ならかなり時間に余裕を持って到着しておくほうがよいだろう。

教室内はおおよそ統計どおりの年齢構成だった。
見た目でいうと20代中盤から上は50代くらいで、意外に女性が多く、2割くらいいた。

午前1試験を受けずに午前2試験から受験する人もかなり多く、全体の4割くらいだったと思う。
思うに、「去年もデータベーススペシャリスト試験を受験し、不合格だったものの午前1試験は通過していた」人と「資格取得が半ば義務または趣味で毎年高度試験を受験している」人が多いのではなかろうか。
先述したとおり、受験手数料が安いし。


合格発表

受験日の2ヵ月後に合格発表があり、成績はIPAのサイトで自分で確認できる。
ログインパスワードが受験票に書いてあるので受験後も紛失してはいけない。
高度試験の場合、午前1・午前2・午後1・午後2と4回の試験があるが、それぞれで合格ラインがある。
それぞれ合格ラインを超えないと次の試験の採点がされない。
合格すると賞状が家に届く。その時の経済産業大臣の署名のコピー入りである。


参考リンク

IPA 情報処理技術者試験 - 公式
IPA 情報処理技術者試験 - 公式 - データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験 - Wikipedia


つづく。

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