2012/12/31

スチームクリーナー+100円小分け金タワシが強い件

今回のネタはいつもと全く毛色の違う、お掃除の話、しかもPCの中のお掃除ではなく、スチームクリーナーを使った本当のお掃除の話です。ちなみに私は清掃業者ではないのでものすごく規模の小さい話になりますが悪しからず。



個人的な環境について

私の両親は都心部でものすごく小さな飲食店を経営しております。サラリーマンが少なくなる時期(GW、盆、暮れ)に休んで2~3日かけて大掃除をするのが毎年年三回の恒例行事で、私は幼いころから(記憶の限りでは)欠かさずに手伝ってきました。
この飲食店、メインが焼肉定食的なメニューでやっているので排煙装置まわりなどに油がべっとりつきます。これを以前は台所用洗剤とスポンジでゴシゴシやっていたのですが、今考えるとものすごい非効率なことをしていたと思います。私が自主的にスチームクリーナーを導入してすでに8年以上経過し、使い方も少しずつ進化してきました。
今年の暮れも例年通り大掃除をしてきたのですが、ふと思い立ったので今回のエントリはその具体的な使い方についての共有です。


機種選択

まず家庭用スチームクリーナーには大きく分けて2タイプあります。
一つは「ハンディ」とかっていう本体を持って使うタイプ。

↑こういうのを私も当初使っていましたが、重くて長時間の使用はムリでした。
最近ではこういうタイプでも延長ノズル(ホース)がついているものが多いようですが、当初は付いていないものの方が多かったと思います。皆さんがこれから機種を検討されるのであれば延長ノズルがあるかどうかを必ず確認してください。延長ノズルがない機種は腕を鍛えたい人だけにお勧めします。

もう一つは床置きが前提のタイプ。最近は床掃除用に(掃除機のような)タイヤが付いているものがほとんどです。

私が今使っているのはKARCHER(ケルヒャー)の家庭用製品 SC1002。(こちらは2006年ころのモデルですでに型落ちしています。)


最近アイリスオーヤマが売り出しているモデルはKARCHERよりも安くて、(Amazonレビューを見る限り)評判は悪くないようですがDIY電機製品のブランドイメージはまだ定着していないように思います。品質がどうなのか気になるところです。

スペック

スチームクリーナーは電源を入れてからすぐに蒸気がだせるわけではありません。
水を本体内のタンクに入れ、蒸気を作る為に内部を密閉状態にして高圧をかけます。圧力が十分に高まって水温が100℃近くになって初めて蒸気がだせるので、準備にそれなりに時間がかかるのです。
容量が少なければ当然温度があがりきるのに時間がかかりませんが、補充をこまめにする必要があり非効率です。また、この圧力をかける力が強ければ準備に必要な時間も短く、噴射されるスチームも強くなります。
よってスチームクリーナー本体の最重要スペックは「タンク容量」「気圧」だと思ってください。

ノズルヘッド

この手の商品には多彩なノズルヘッドがついていたりしますが、本当に油と戦うならブラシの付いたノズルヘッドなんか要らないと思います。
というかブラシがすぐに油まみれになるので使い物にならず、初回だけ使ってお蔵入りになりました。
スチームが指向性をもって噴射できればそれだけでいいのです。



他に使うアイテム

スチームクリーナーだけで掃除ができると思ったら大間違いで、ウチではこんなアイテムを使っています。

まずはスクレパー

これで先に大雑把に油をそぎとっておきます。そうしないと劇的に非効率です。相手によって大きさを変えています。

真ん中のはオルファの絶版のスクレパーです。もちろん何回か刃は替えてますが油が相手なのであまり刃こぼれせず、ものすごい長いこと使っていますね。安心のオルファ品質です。
右の大きいやつは100円ショップで買ったものです。これも意外にもって4年くらい使ってます。

あと、そぎ取った油を捨てるための入れ物があったほうがいいです。入れ物のフチで油を落とせるよう、広さと深さのあるものがいいです。使い捨てにするならプラスチック製のタッパーとかでもいいんですが、個人的には金属製の方が好きです。


ゴム手袋


油まみれになるのもそうですが、それ以上に手をスチームから保護するのに必要です。100℃ですから。私の手はそれなりに熱耐性があるらしいのですが、高圧スチームはさすがに熱いです。なので「厚手」なものを使って下さい。塩化ビニル製のものは熱に強くないらしいのです(60℃までと書かれたりしています)が、写真のもので困ったことはありません。(ワークマンのような)作業服専門店などに行くと油作業用ものもあったりしてサイズも豊富で300円前後で買えます。なお軍手はNGです。やけどしますよ。

次にボロ布


捨てる服を掃除用に少しとって置くようにしています。素材は多少水分を吸ってくれればなんでもよいです。掃除を始める前に切り分けておきます。長袖の服なら4~6分割くらいです。もちろんこれは消耗品です。

最後に金タワシ

今回のエントリで一番訴えたかったのはこのタワシです。

100円ショップで買えるこの小分けされた金タワシが私の人生を変えました。(もちろん言いすぎ)
この画像のものはダイソー製品で12個入っていますが、一般的には8~10個入りのものが多いです。
こちらも消耗品です。

なお、金タワシで傷が付いて困るような素材の掃除には今回のエントリは参考になりませんので悪しからず。


掃除方法

油がべっとりならまずはスクレパーで削ぎ取ります。
ここであんまり丁寧にやりすぎる必要はありません。削ぎ取る前に写真を撮ってみたんですが、ちょっと汚すぎるので画像は自重して削ぎ取った後から。


スチームを噴きかけながら金タワシでこすります。

このときのポイントは「スチームで油を溶かすことを意識する」ことです。素材が金属の場合はスチームによって金属自体を熱することで金属に接している油が間接的に熱せられて溶けます。なので必ずしもすべての油に対してスチームをあてる必要はないのです。


ちなみにここで「延長ノズルがあるかどうか」で効率が大きく変わります。両腕で同時に力を使える人ならいいですが、多くの人は片腕が利き腕です。クリーナーを持つ腕を利き腕にすればタワシでこする力が落ち、逆にすれば重くて長続きしない。ホースタイプなら利き腕は掃除に専念できます。

冷める前にボロ布でふき取ります。

油が冷めてしまうとまた貼り付いてしまうので適当な広さに区切りながら掃除してゆく必要があります。

これを繰り返していけばOKです。

金タワシが油まみれになって油をこすり付けるような状態になったら効率が落ちるので捨ててしまいます。ボロ布も同様です。


小分け金タワシを使う理由

スクレパーではなく金タワシを使う理由は相手を問わず使えることです。
金タワシは曲面や凹凸があっても平気ですが、スクレパーは平面に対してしか使えません。
大きな金タワシではなく小分けのものを使う理由は経済性(または効率性)です。
金タワシは油まみれになったら捨ててしまうのですが、大きな金タワシは外側が油まみれになっても内側が綺麗だったりします。ほぐして内側を使うこともできますが、結構面倒だし非効率です。小分けになっているとこれを無駄なく使い切ることができるのです。また「多少汚れたけどまだ使えるから」というような無駄な悩みもなくなります。


おまけ

スチームクリーナーには「高圧で吹き飛ばす」という使い方もあります。
金タワシも入らないような小さな溝の場合は、細いスクレパーで油をそぎながら吹き飛ばすようなやり方をします。

こういうのは洗剤+タワシではほぼ不可能ですね。


蛇足

「スチームクリーナーって本当に使えるの?」とか「洗剤でやるのとスチームクリーナーでやるのはどっちがいい?」ってたまに聞かれますが、コレに対して即答できるようなはっきりとした優劣はつけがたいと思っています。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分が対面する相手を理解した上で選択する必要があるからです。

他の使い方(床とか除菌とか)はしていないので正直わかりませんが、私が確実にいえるのは「私と同じような環境(油べっとりな汚れ)があって今よりも簡単に綺麗に掃除したいなら確実にお勧めです」ってこと。
昔に比べれば製品もかなり安くなっていますので検討する価値はあると思います。
使うときにはやけどに注意してくださいね。ではまた。



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