2010/11/01

[自炊]Kindle3に自炊本を入れてみた 新書編

前回の「文庫本編」の続きである。

このシリーズの意図

自炊したPDFをKindle3に入れてどのくらいの文字の大きさで表示されるのかを、具体的に画像を交えて比較していく。



今回の犠牲者

今回は新書サイズである。
長さは105mm×172mm で、前回の文庫本の高さを大きくした感じ。
一般的に新書サイズは103mm×182mmらしいが、手元にあるのは新書の元祖である岩波新書だ。

今回選択した本はこちら。
「岩波新書 自由への大いなる歩み M.L.キング著 雪山慶正訳 (第22刷1987年)」


(スキャンした文中に「ニグロ」という現代では差別用語とされる言葉が出てくるが、著者をご存知ならこの本が黒人差別主義的でないことは理解いただけるだろう。)

今回は挿絵などがないため白黒でスキャンした。

結果

トリミングなしの状態のPDFのスクリーンショットがこちら

これをAcrobatでトリミングする。
今回もページ数は重要ではないと考え、下部に印字されたページ数の部分もカットした。
上側にある章のタイトルはKindle側に同等の機能がないので残した。

まだまだ余白があるように見えるが、最低でもこのくらいは残しておかないと他のページで切れてしまう。
また、新書の縦横比は18:10でありKindle3の12:9よりもかなり縦長になるので、横の余白はもう少し甘くとっても問題ない。 



Kindle3に入れて表示してみる。左は裁断された本の同じページ。

拡大するとこんな感じ。

参考までに1円玉をおいてみた。

この本は言葉の解説をルビとほぼ同じ文字サイズの2行で突っ込んでいる箇所が数多くある。

これをKindle3上で見るとこんな感じ。これはさすがに読みづらい。


感想
文字の大きさはさらに小さくなった。
ルビや解説はおいておいたとしてもこの大きさだと若干読みづらくなってくる。
ただ、もちろん人それぞれだと思うがこのくらいならまだ読める。
液晶じゃないし!


さて次回はB6版の予定。


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